私と首輪。
父の夢を見た。
仕事に行く父の背中を見送った夢だった。
仕事をしていて思い出して、「ああ、あの背中は父だ」と思ったくらいぼんやりしたものだった。でも未だに父の死を受け入れられていない自分に笑うしか無かった。
そんな私は「首輪」をしている。毒親からハタチの誕生日にもらったネックレスだ。
別に絶対していなければならない物ではないけれど、なんとなく今まで絶対に外せなかった。ちなみに、母が知り合いのバー経営者に貰ってドレッサーに眠っていたものだったらしく、母の誕生石のルビーだ。
私は客と会話を楽しむ店にいるのだが、アクセサリー関係は客の目につくようで色々と突っ込まれる。面倒になった私はネックレスは外すことにした。
終電まで出勤してから、翌朝10時から出勤などストイックに予定をつめている私は付け外しが面倒なので連勤の時は外したままにすることにしたのだが、ここで衝撃だった。
ネックレスないとめっちゃ開放感あるやんけ…
これで私は首輪と認識してしまったのだが、無いと無いで落ち着かないし、今度は会社の人に突っ込まれることが発覚した。しかも私、外していると無くしそう、絡ませそう。ああ、面倒くさい。
結局は出勤以外はネックレスをしている自分も面倒くさい。
ちなみに私、昨日3番さんとの再会にむけての名古屋行きを素直に伝えた。ちょっとFXに興味があるので、FXをしていると言った。しかも架空のお友達の設定を少し付け加えてまで説明したので自分の中で忘れないようにしないといけない。
まぁ、まだFXはしていないけれど、7月に毒親に会うまでにFXを実際 に開始しておけば画面を見せることも可能なので今はそっちに向けて少し動いている。
異常ってわかってたんだ!!!
仲良しだと思っている点は相変わらず可哀想な人だと思う。この人に苛立たしく思わず、のらりくらりと交わすことができれば私も少しはまともになれるのだろうか。
毒牙にかかった身はなんとかしないといけないと思いつつ、なかなか思い通りに動かなくて余計にがんじがらめになってしまう。
自由、とは?